栃木県南 富士山(岩船町) 2010年1月2日


 しばらく栃木県の地形図は見ていなかったが、正月に久しぶりに実家に帰省するついでに新しく地形図に山名が記載された山が無いかネットでチェックした結果、意外にもいくつか増えていることが判明した。氷室山から南に下りる尾根上には「陣地」という変な名前の山、尾出山〜高原山の間には大久保の頭という山、そして岩舟の静にある小さなピークには富士山との山名が記載されていた。静の辺りには小さなピークがいくつかあるのは知っていたが山名記載はなかったので気にしていなかったのが、いつの間に記載されたのだろうか。手軽に登れる山なので、こうなれば登らない手は無い。

南から見た富士山 カーブミラー横から登る

 東北道で北上し佐野藤岡ICで降りようとするとICの2km手前から出口渋滞で最後尾に付いたが、ここから国道50号線に出るまで1時間もかかるとは予想外だった。IC近くに大規模なアウトレットモールができて週末には渋滞するという話は聞いていたが、まさか正月2日からこれとは・・・・。足利方面は大渋滞なので反対の小山方面に出て富士山を目指す。三毳山麓にあるフラワーセンター横を通って旧国道50号線に入り東に向かうと右手にこんもりとした小山が見えてきた。GPSの残距離から考えてこれが富士山らしい。適当な道を右に入り、山麓を回りこんで南側に遊歩道入口らしきものがあったので、道路脇に車を置いて歩きだすことにした。もう夕方近い時刻で周囲に人の姿は無い。

落葉広葉樹林が広がる 稜線に出る

 この地域でこの高さの山ではコナラ等の落葉広葉樹林が通常なので道が無くても藪の心配は無く、予想通り落葉して明るい里山の風景が広がっていた。ふかふかの落ち葉の絨毯をカサカサ音を立てて踏みしめながらなだらかな遊歩道らしき筋を辿る。すぐに稜線に達し、一番高い西側のピークを登り始める。最後は急な登りとなり道がはっきりしなくなるが藪があるわけではないので問題なく、山頂の神社横に登りついた。この時刻では無人であったが、真新しい御幣や青々とした榊を見る限り、朝や日中は初詣客で賑わったようだ。

山頂の神社 神社裏手が最高点

 立派な神社で安全登山の祈願をし、神社裏手の最高地点を見ると4等三角点?が埋まっていた。まだ地形図に山名が記載されて間もないからか、山頂標識はなかった。周囲は薄い樹林で見晴らしはあまりよくなかった。

 同じルートで車に戻った。


所要時間 15:19 遊歩道入口−−15:25 富士山−−15:03 遊歩道入口

 

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